UFOがくれた夏 (下) (アルファポリス文庫)
UFOがくれた夏 (下) (アルファポリス文庫) / 感想・レビュー
おかむー
伏線ばら撒きっぱなし感が強かった上巻から、考えさせられる戦争という要素も加えつつうまくまとめてはいる…けど小中学生の課題図書だなぁ。『もうすこしです』。タイトルや上巻までの展開からすると予想外の方向へ話はすすんでゆく。後半になって戦争の悲惨さややるせなさが大きな軸となっているけれど、物語全体のテーマとして扱う割には唐突感が否めない。物語の序盤からもう少し触れておくべきだったのでは?世代的にまるで馴染みがない『旅立ちの日に』が軸のひとつとなっているところも入り込めない原因のひとつかな。
2016/07/19
玉響
過去に起こっていた戦争。特攻隊員として家族のために、明日の平和のために命を犠牲にしてまで戦ってきた若者たち。私たちはそんな過去から目を逸らしてはいけない。前世からの因縁で結ばれていた2人が、悲しい運命に囚われてしまわないように。運命を自分で、自分たちの手で持って切り開いていく為に。『旅たちの日に』の曲が戦争の姿を連想させるけど、私たちは二度と同じことを繰り返してはいけない。過去の出来事が風化されても、この思いだけはずっとずっとこの胸の内に。今年の夏も終わりを迎え、また明日がやってくる。希望に満ちた明日が。
2015/03/30
りょうこ
夏休みいいなぁ。なんか最後に一気に解決したが、ちょっとわけわからなくなっちゃったので最後は少し読み返した!なるほどね!文章が読みやすいので上下とも一気読みでした!
2017/05/09
葵@晴読雨読
話がどんどん繋がっていき、グイグイ読める。戦後70年の今だからこそ、考えねばならない戦争の話。映像化して欲しい作品でした。
2015/07/11
いーたん
映像化してほしいと思える作品でした。『旅立ちの日に』という曲は世代ではないので、知りませんでした。卒業ソングだけど、確かに戦争の、特攻隊の出撃を連想させます。主人公の遼哉と晴香は前世からの因縁で結ばれていた。その前世が太平洋戦争の時代で。。。遼哉と晴香の関係。六年二組の合唱コンクールに向けての成長する姿と一体感。期待以上の良作でした。映像化、実写よりはアニメ映画で映像化してほしいと思います。
2014/11/19
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