介護のためのアドラ-心理学入門: どうすれば年老いた親とよい関係を築けるのか
介護のためのアドラ-心理学入門: どうすれば年老いた親とよい関係を築けるのか / 感想・レビュー
カッパ
介護のためのアドラー心理学入門とありましたが、アドラー心理学についての理解がないと少しわかりにくいかな?と思いました。岸見先生の自分の父親が認知症になり、近くで住むご自身が介護した体験談がこの本のメインだと思います。 岸見先生がアドラー心理学をつかい、介護の中でのもやもやをどのように処理したのか。そして、なぜか認知症についても詳しく勉強する内容になってます。介護してるかたにはわかりやすそうです。
2019/01/24
ほじゅどー
★★アドラー心理学会顧問の岸見さんがご自身の父親(アルツハイマー認知症)の介護経験に基づき、どうすれば介護の負担が軽くなるか、介護を必要とする親とよい関係を築けるかを本にした。親から受けてきたことを親に返そうと思わないこと。出来ることは出来る。でも出来ないことは出来ないと線を引くこと。高い理想を立てない。介護においては何が起こっても受け入れるしかない。不可抗力はある。たとえ事故が起きても自分を責めない。深刻にならない。介護を楽しむ。介護の目標は自立ではない。親の仲間になる。
2016/06/19
たらちゃん
私だけはぼけない、騙されない、事故を起こさないと言う田舎に住む親が心配。自分の老化を認めるのが怖くて仕方ない様子。こういう本を読んでも、実際に否定しないで付き合える自信はない。プライドを傷つけないようにだけは心がけたい。
2017/10/17
とりぴよ
アドラーが介護について発言を残しているわけではないそうだが、岸見先生がご自身のお父さんの介護をしながら「アドラーならどういうだろうか?」と、主に親の認知症をどう理解するか、どう抱える問題に対処していくかについて考えている。忘れてしまうこと、忘れず覚えていることも本人にとって必要があってのことだというのはアドラーっぽい捉え方だと思った。介護に限らず子育てにも通じる「権力争いから降りる」はいつも心にとめたい言葉。全編を通じて岸見先生の優しさが伝わってくる。こんな優しい気持ちで介護に臨めたらいいなぁと思う。
2016/03/13
fukura
毎日を大切に生きる
2015/06/14
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