まあ、ええがなのこころ
まあ、ええがなのこころ / 感想・レビュー
魔魔男爵
「読書を通じて人びとが本に求めてきたのは、簡便な知識のカタログだけだったのだろうか。もしそれだけであれば本などなくなってしまえばいい。情報それ自体よりも情報に遭遇した瞬間の全身全霊の絶対体験こそが、読書ではなかったかと思うのだ。書棚は出会いの手垢で汚れていればいるほど美しい」3~4P程のエッセー集だが、美術ネタより文芸ネタが多い感じ。禁断のピカドンネタもやってます。被爆者の方は読んではダメポ。女装写真もいっぱい載ってるのでその趣味の方はどうぞハァハァして下さいw
2009/07/30
伊勢田和良
森村泰昌「まあ、ええがなのこころ」を読みました。 表紙の写真に釣られて買ったようなものです。 筆の立つ森村さんのエッセイ集です。美術評論をからめた多くの著作があり、エッセイの依頼も多く、それに応えての身辺雑記です。 2000年ころに書かれた文章が大半で、本格的に普及を始めたネット、プリクラ、「たけしの誰でもピカソ」、大阪城公園のテント住人など懐かしいトピックスもあります。 森村さんは、大阪在住で、タイトルの「まあ、ええがな」は、「まあ、それでええやんか、それでかまわないではないか」という意味です。 同
2015/09/09
miracolo
森村泰昌の「ヒトが進化する動物であるという以上に、むしろ鈍化する動物であることを意識しておきたい」という文は面白い。「新鮮な刺激もすぐに当たり前になる 」って事か…
2014/06/05
mui
某美術館にて、展示された作品に自身が掲げた一文がいちいちおもしろくあるいは的確で、彼の芸術や言葉により深く魅了された。という訳で購入したエッセイ。時折わらえる箇所もあり読みやすかった。
2012/05/04
ホワン
まあ、ええがな。自分をなだめるのに使うのは良いが、何が良いか悪いかを決めるのは各々が判断する方がいいので人様に使っちゃダメよ?
2021/01/01
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