京都・東京甘い架け橋―お菓子で綴る12か月の往復書簡
京都・東京甘い架け橋―お菓子で綴る12か月の往復書簡 / 感想・レビュー
mura_ユル活動
【手土産本】京都六曜社地下店で働く奥野美穂子さんと東京暮らしの文筆家、甲斐みのりさん、京都の喫茶店、当店で1999年に知り合って、お菓子を手紙につけて送り合う。手紙の文面とお菓子の写真。お菓子にも季節がある。お祝い事やその季節を形どったもの。夏には涼し気なもの、本書の中の一文がある。「生きる意味って、結局、時間を生きること。1月を楽しんだか、・・3月を楽しもうって。・・お菓子が届く日は特別な日になる。」お菓子が人間の架け橋になる。お菓子の紹介と写真、六曜社の珈琲も美味しそう。
2017/08/13
あん
東京在住の甲斐さんと、京都在住の奥野さんとの間で、季節を彩る様々なお菓子と共にプライベートでやり取りしたお手紙を紹介した本です。和菓子を添えた手紙のやり取りは風情があるし、どのお菓子を見ても美味しそうで困ります。そして、封筒、便箋、切手も季節によって選ぶ細やかさ、普段手紙は書かないけれど参考にしたいと思いました。
2016/02/27
かおりんご
お菓子のやりとりを中心にお手紙がまとめられています。見ているだけで、よだれが・・・お取り寄せ本ではないので、現地に行かなければ買えないものもありますが、食べたいです。特に気になったのが、三島由紀夫も食べたという、フランス菓子カドのケーキと、柏水堂のマロングラッセ。それと、ローザー洋菓子店のロシアチョコレート。いつか買いに行きます!
2014/11/07
浅葱@
甘い幸せが往き来した12か月。和菓子やお菓子は季節を伝える歳時記のよう。相手を思う気持ちを手紙と甘いものが運んでいる。信頼や憧れ、かわいらしさがゆっくり詰めてある感じがした。「お菓子、景色、気持ち。知らなかったことを、教えてもらったり気をつかせてもらうたび、知らなかったことや気がつかなかったことがあったことさえ、嬉しかったと思えるのだから。」みのりさんの言葉がふんわり広がる。
2014/07/11
ann
「ゼリーのイエ」のゼリー。「ローザー洋菓子店」のロシアチョコレート。「自由学園食事研究グループ」の缶入りクッキー。いつか必ず、、、と夢見てたお菓子が!そして六曜社は憧れの場所。
2016/09/09
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