美の奇神たち: 梅原猛対話集
美の奇神たち: 梅原猛対話集 / 感想・レビュー
比々き
対談集。取り上げられているのは、作家の瀬戸内寂聴、漫画家の水木しげる、美術史の辻惟雄、日本画の石本正、陶芸の楽吉左衞門、写真家の井上隆雄、梅原の娘でバイオリニストの梅原ひまり、息子で芸術学の梅原賢一郎、父親でトヨタ草創時の小型車技術開発で陣頭指揮を執った梅原半二。対談では、むしろ梅原猛自身の、専門の哲学をはみ出した「好奇心」の懐の広さ、深さがあぶり出される。梅原猛は、独自の視点、解釈から、通説をひっくり返し、読み直しすることに命を賭けてきた、芸術家肌の哲学者。時代を変革する芸術家の視点は、やはり面白い。
2013/04/12
Robbie
6人の芸術家+家族との対談集。幅広い知識と知への好奇心はさすがだけれど、内容やスタイルにばらつきがあって、特に後半は退屈してしまった。サブタイトルをよく見ると「対話」となっているが、なるほど、対談とはちょっと趣向がちがうわけか…。まあ、あえて読まなくてもよかったかな…。
2013/05/20
あさこ
寂聴さん水木さんとの対談が面白かった。ご家族のことは初めて知った。お父様始めお子さんたちも凄い方々なのだな〜。
2013/04/19
ご〜ちゃん
もっと梅原猛に対して知っていることが多ければ楽しく読めたのかもしれない。お父さんや息子さん、娘さんとの対話を載せてあるのは興味深い。
2024/01/28
感想・レビューをもっと見る