藤森照信×山口晃 日本建築集中講義
藤森照信×山口晃 日本建築集中講義 / 感想・レビュー
ハイランド
画伯山口氏をも凌駕する藤森センセーの奔放さ!建物だけでなくそこの空気まで感じる楽しい講義。こんな講義なら眠くならないだろう。行ったところはこんな見方もあったのかと驚かされ、行かない場所は是非訪れてたくなる。とはいえ本書に載っている場所の半分も観ていない事に気づかされ、死ぬまでに全部行く事が出来るのだろうかと、思わず残りの人生を指折り数えてしまう。投入堂等は、足が丈夫なうちじゃないと訪れるのも無理だろうしなあ。火野正平さんか「旅屋おかえり」に頼むしかないのかなあ。そんなことを考えつつも二倍お得な本でした。
2018/07/12
コットン
二人の脱力系とも言える絡みと視点の違いが興味深い。三渓園は古建築のテーマパークというだけあって「聴秋閣」の屋形船建築なんか面白そう。また京都の島原にある揚屋建築の「角屋」も行ってみたい。日本建築は地味なようでいながらこれを読んでいると興味が湧く。山口画伯の画も味があった。
2013/12/30
かっぱ
建築家(建築評論家)と画家が、飛鳥時代から昭和時代までの13の建築物を訪れて、あれこれ対談するという内容。藤森先生の「我が道をゆく」という一貫した姿勢と、山口さんのゆるさ加減が、いいコンビネーションを生んでいます。二人のお話から絵画や屋内の装飾も建築の一部であることがよくわかりました。圧倒的に関西の建物が多く紹介されていたのも、行きたくなる気持ちがそそられて、よかったです。
2013/10/30
Tadashi_N
西洋建築は教会から、日本建築は寺社と民家から成り立つ。待庵は計算された不調和。
2018/09/27
sofia
私の好きな藤森先生と山口画伯のかけあいがおもしろかった。あとがきにもあったが、赤瀬川氏もおもしろかったが、山口画伯もいい。行ってみたいところ多数あり。
2015/05/05
感想・レビューをもっと見る