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江戸・ザ・マニア

江戸・ザ・マニア

江戸・ザ・マニア

作家
浅生ハルミン
出版社
淡交社
発売日
2021-10-28
ISBN
9784473044822
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江戸・ザ・マニア / 感想・レビュー

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あつこんぐ

図書館本。夏だったかメダカが流行っているというニュースの特集を見ていたら、インタビューされていたオジサンが「同じ掛け合わせでも二度と同じメダカにならないのが面白い」というようなことを言われていました。この本に出てくるおもとや金魚や朝顔を育てている方達もそれぞれ種類は違うけど似たようなことを言われていて、全力を注いで熱中出来るものがあって羨ましいです。みうらじゅんさんの『「ない仕事」の作り方』の中に「趣味は突き詰めなければ意味がありません」と書かれていて、こういう人達のことを言うんだなと納得した本でした。

2021/12/31

びぃごろ

古典的な趣味と文化を愛し継承してゆく人たちとその趣味24件を紹介。懐かしさを感じたり、思いもよらぬ深みがあるものだと感心し、どんなところにもマニアはいるだとニヤリとする。ぬくもりのあるイラストにそれぞれ10頁程で読み易い。興味を持ったのはやはり植物と石「おもと」「盆石」「水石」「変化朝顔」といったあたり。「折形」も心に残った。印刷されたのし紙のおおもとは、室町時代の武家の礼法の折形だという。祝儀不祝儀を和紙の包み方で表し、江戸時代の指南書には帯や弓や矢など品物ごとに幾何学的な図解で示されているという。

2022/04/11

Mc6ρ助

どうもこういう江戸時代からのお話に絡むと元祖クール・ジャパンと思ってしまい、閉じたリサイクル社会を構築して、(今よりももっともっとひどい格差社会ではあったろうとは思うが)浮世絵にやらなんやらを生み出してきた日本が今と地続きのモノだったと本の内容に関わりない感慨に耽ってしまう。(つい先日までは時代小説と言えば江戸以前だったはずが最近は明治、大正のも違和感なく時代小説分類、コロナ禍のもと先の戦争に至った庶民の感覚もなんとなく想像がつく今日この頃・・。)この本の直接の感想ではなくて申し訳ない。

2022/02/06

skr-shower

他地区図書館本。おもとって何でそこらじゅうの家にもあるのか不思議だったが、由緒正しい趣味だったのか。水石や盆石はともかく、鷹匠や手妻は仕事では…今時で言えば、沼にハマった人がいたからこそ続いてきた趣味ですね。折形が良いな。

2022/03/20

RYU

江戸時代から続く趣味文化の達人を訪ねたルポ。お祭りで活躍する扇、日本古来の礼法でのし紙のもとになった折形等々。趣味は枯れていたら続けられない。趣味は希望を授けてくれる。早く布団から出たくなる。

2021/12/12

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