士道遙かなり: 京洛の血風 (第3巻) (疾風新撰組)
士道遙かなり: 京洛の血風 (第3巻) (疾風新撰組) / 感想・レビュー
二分五厘
禁門の変始末から長州征討令、伊東甲子太郎入隊に山南敬助切腹、組織再編、家茂上洛まで。これまで近藤勇以外の隊士の影をほとんど感じなかったんだけど、ここにきて伊東に対する土方、山南に対する沖田の感情、また阿部十郎や明里をめぐる悲喜劇など、物語に幅が出てきたような。前巻ほど長州叩きも無いし(単純に出番が少ないから?)。それでも今回は高杉晋作(卑劣ろくでなし)と徳川慶喜(傲慢小心)が槍玉にあがってる。原文引用してるところには読み下し文をつけてほしいです。
2016/12/04
ゆら
作者の長州嫌いも、ここまでくると潔い。 高杉晋作をろくでなしの思い上がりと言い切る徹底振りはいいのだけれど、小説を読んでいるのか、作者の意見書を読んでいるのか分からなくなる。 山南敬助脱走のくだりはしっとりと情緒があって、そこのシーンだけまるで別世界のよう。
2014/07/24
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