佐藤優の「公明党」論: A Transformative Force:The Emergence of Komeito as a Driver of Japanese Politics
佐藤優の「公明党」論: A Transformative Force:The Emergence of Komeito as a Driver of Japanese Politics
- 作家
- 出版社
- 第三文明社
- 発売日
- 2017-02-28
- ISBN
- 9784476033601
佐藤優の「公明党」論: A Transformative Force:The Emergence of Komeito as a Driver of Japanese Politics / 感想・レビュー
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
【1回目】2014年に公刊された公明党の『50年史』を読み解くことで、党の軌跡を追う形を取っている。佐藤氏が「特筆すべきこと」として挙げているのは、公明党は当時の創価学会第3代会長・池田大作氏の手によって誕生したこと、70年代の「言論・出版問題」が「政教分離」についての過敏な反応を呼んでしまったことの2点を明記していることであると思われる。カジノ法案、共謀罪など、個別の事案についてまだ不透明な反応と思うところがあるが、重責を担う政党として認識せざるを得ない。
2017/04/10
Happy Like a Honeybee
国益を超える次元での外交の重要性。 液状化、ブラウン運動などブームや迎合主義になりがちな政界において、公明党の役割は大きい。 将来は公明党首班政権、誕生の現実となるのであろうか。
2017/04/26
Honey
なんとなく、アヤシイ歴史を持っている印象の公明党ですが、確かに最近存在感を増しているようです。 それはなぜなのか…ちょっぴりわかった気がします。 それにしても、佐藤さんはいつもちょっとずるい気が… 都合の悪いことはうまくはぐらかされているような…気のせい?ww ちなみに、読んだのは日本文のみf^^;
2019/04/17
Norimasa Saito
佐藤優の公明党論、「公明党50年の歩み」をもとに精緻なロジック積み上げていく。存在論的平和主義、平和を創るために生まれ、平和を守るために活動し続ける公明党、また、政治の中に権力の論理を超えた超越的価値の論理を持ち込むことができる宗教政党の位置づけを明確すべき、成長戦略としての福祉政策など明快な論点が続く。言論問題にも言及、当時の似非批評家を見事に論破している。本物の知性、批評とは何かを改めて学ばさせてくれる。
2017/03/29
田中峰和
二大政党を目指した民進党が今の体たらくでは、公明党に期待するしかないと半ばあきらめ気味の有権者が多いのが現実。だが、創価学会直営の第三文明社の雑誌に連載した原稿の出版とはいえ、ここまで公明党、創価学会にべったりの内容でいいのだろうか。まるで安倍応援団の田崎史郎や強姦魔山口敬之以上の持ち上げぶりである。かの有名な言論出版妨害事件も佐藤にかかれば下品でヘイトスピーチ並だから、差し止め要求する方が正しいことになってしまう。女性問題追及を止める見返りに角栄から著者の藤原弘達に働きかけさせたという生臭い話も事実だ。
2017/09/10
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