J. P. コッター ビジネス・リーダー論
J. P. コッター ビジネス・リーダー論 / 感想・レビュー
ちぃ。
ゼネラルマネージャー論。ゼネラルマネージャーは、経営組織とは必ずしも一致しない、人間関係のネットワークを準備しそのネットワークやアジェンダが半自動的に機能するようにする。また、ゼネラルマネージャーには典型例が見られる、という意味でも重要である。たとえばゼネラルマネージャーは、概ね中産階級出身であり、ビジネスに対してはその経歴の早期、たとえば小学生や中学生の時期に家庭環境の影響などで触れている可能性が高い。また、ゼネラルマネージャーは、ビジネス経験を積んだ40歳頃に才能が発揮される傾向がある。
2022/05/12
movingtoomuch
【仕事資料】日本語版の発売は2009年だが、原書の執筆は1980年代、調査は1970年代という古い本だが面白かった。事業を統括するマネージャー15人の行動をフィールドワークした上での分析。上級マネジメント職は世間的に「ゼネラリスト」と捉えられがちだが、実はかなり特化した「スペシャリスト」だという指摘はその通りだと思う。本人も往々にして客観視できていないが、マネージャー適性には実は汎用性がないという指摘には説得力がある。ライターとして個人的には、経営層へのインタビューノウハウの面で、とても参考になった。
2017/06/04
kuma-kichi
ビジネスリーダー論とありますが、ゼネラルマネージャについて、15人のデータを整理したものです。「まあ、確かにね」といったまとめで、いわゆるビジネスリーダーのありようを求める人にはどうなのかなあ。
2015/11/15
黒頭巾ちゃん
内容は題名とは違い、筆者が調査をしたゼネラルマネージャー(以下GM)の分析、そして結論という流れです。前半の3分の1はGMたちの背景なので、斜め読みでいいです。 ここでは、各GMが一般論と違った行動をしているということでした。 一般的には「ハードワーカー」で理路整然としていると言った印象があると思いますが、決してそうではありません。 「横断的なネットワークが大事」なので、他部署の人たちとよく雑談をします。1日の70%はそうのようです。ただ、職種によって社内外の比率は変わってきますが...。人脈がものを
2009/04/12
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