グリーン・ワールド(下)
グリーン・ワールド(下) / 感想・レビュー
ふぁるこん
人の破壊は、こわいなとおもった
2012/01/22
ねんこさん
文明の発達と共に傲慢になっていく人類の姿が描かれる。上巻が未知の惑星の生態系を描く側面が強かったのに対して、下巻は人類の業の深さを描いている雰囲気。環境破壊の末に禁忌の兵器を使用した惑星規模の戦乱を経て終局へ。そしてグリーンワールドを脱出した人々による新たな惑星への旅…。歴史はどこまでも繰り返される。 他の方も述べられているとおり、グリーンワールドの生物達にもう少し種類が欲しかった。敢えて好意的に解釈すれば、種類が少ないのはそれだけ環境が安定して多様化による生存戦略を取る必要があまりなかったのかも知れない
2011/10/16
Tatsuya
上下巻合わせて1,000年に渡る、テラフォーミングによる人類の歴史のやり直しと、環境破壊の物語。非常にわかりやすい直球の問題提起なテーマだけど、序盤のグリーンワールドは想像力を刺激されて本当に魅力的だった。関連していなさそうな各エピソードが、後で繋がっていくのも読んでいて楽しかった。一から生態系を妄想するのは凄く大変だと思うけど、取り上げられる架空生物の種類がもうちょっと多かったらなあとも感じる。
2011/03/22
エイサノオト
人類のすることが全部裏目に出るので、やるせないなあ。
2016/10/20
マコト
グリーンワールドに移住した人々の千年間を描く物語の後500年の物語。上巻は人間がいかにグリーンワールドで生きていくかという物語でしたが、後半はグリーンワールドの生物がいかに絶滅していくかの物語に変わります。人間が嫌いになりそうな物語ですが、あとがきの著者の言葉を読むと、すこしほっとします。
2014/02/10
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