厨房から台所へ ―― 志麻さんの思い出レシピ31
厨房から台所へ ―― 志麻さんの思い出レシピ31 / 感想・レビュー
たまきら
NHKのプロフェッショナルで拝見し、まっすぐなお姿に感動。この本では彼女の思い出のレシピとともに、彼女の今までの葛藤がつづられていて、涙ぐんでしまいました。若くて、どうやって社会と取り組んでいったらいいのか死に物狂いだった20代の自分を思い出します。迷惑もかけた。利用もされた。けれどもそれらすべてが今の自分につながっているわけで…生きるって、悩むってまんざらでもない。そう感じさせてくれるさわやかな一冊です。
2020/10/12
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
フランス料理の料理人から、フリーランスの家政婦となり、「予約の取れない伝説の家政婦」となったタサン志麻さんの初めての本。先にレシピ本を読んでいたけれど、これは志麻さんのこれまでの歩みを中心にレシピも掲載されているという感じ。オートバイオグラフィーとしても面白かった。
2019/05/19
tetsubun1000mg
バラエティー番組での出張料理を披露する「伝説の家政婦」志麻さん。 フレンチの料理人だったことは承知していたが、今回は自伝のように山口県での少女時代から始まる。 海と山で遊びまわる様子が微笑ましい。 自分で好きだと思うと一直線に飛び込む思い込みの強い性格だったようだ。 辻調で料理全般とフランス料理を専攻して、フランスの辻調でも2年間研修を受ける。 その後日本での修行は凄まじい厳しさだが、ど根性で乗り越えるのはTV番組の志麻さんとは全くイメージが違う。 エッセイと思い出の料理いうこの本の構成は大変面白い。
2022/11/07
むつこ
いつもTVで観ている志麻さんではあるけれど、あと少しの疑問が解消されて納得、全面的に応援できる本になっていた。おばあさんの和食が大好きな女の子がフランスの家庭料理のできる家政婦になり、TVで紹介されるようになるのね。
2020/01/06
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
人に言えないこともあった、などとあるから楽しみに(?)読み進めたのにただの頑張った失敗談(?)で肩透かし。フランス料理というとフレンチレストランで食べるものと思いがちだけど、和食が料亭の食事とイコールでないようにフランスの日常食がフランス料理。ほったらかしのようでちょっとしたひと手間がおいしさのポイント、それを知ってると知らないでは味が大違いなのだろうな。ピュレの作り置きってのは習慣にしたい。長年厨房で鍛えられたからこその料理の腕なのだろうな。
2021/04/25
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