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経済学思考の技術 ― 論理・経済理論・データを使って考える

経済学思考の技術 ― 論理・経済理論・データを使って考える

経済学思考の技術 ― 論理・経済理論・データを使って考える

作家
飯田泰之
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2003-12-11
ISBN
9784478210482
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経済学思考の技術 ― 論理・経済理論・データを使って考える / 感想・レビュー

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ゲオルギオ・ハーン

経済学的な考え方が出来ているか点検するために読書。議論のポイントから始まり、論理の基本(演繹法、帰納法、対偶)、経済学用語、基本的な理論を分かりやすく復習させてもらったので忘れていたところや勘違いしていたところを見つけることが出来た。また、思考練習として日本経済の不況の原因について出版当時(2003年)の諸説を解説してもらいながら一緒にチェック出来たのでその点も勉強になった。とにかくデフレから完全に脱却しないと日本経済は前に進まない。

2020/06/22

Porco

物理学の啓蒙書を読んでいると、なんとなく直感的にわかることから始まって複雑なところに行くのですが、経済学だと、直感的によくわからないところから、なんとなくわかる感じがするところに行きますね。

2015/04/11

mkt

経済的思考ルール①論理的に語られなければならない②データに裏付けられた論理で語られなければならない③人はインセンティブに従って行動する④個人がアクセスできるフリーランチはない⑤市場均衡は非常に良い性質を持っている⑥価格の調整は緩慢にしか行われない⑦経済状態は自己決定的な性質を持つ⑧グロス(総額)だけではなくネット(純額)で考える⑨名目変数と実質変数には区別が必要⑩正しい「単純化・論理構成・データ確認による結論は常識に勝る/経済学①抽出②モデル化③実証④データ確認/ 20210903読了 253P 17分

2021/09/03

白義

まず基礎的な論理、統計思考の指南、そして経済学の基本を解説、最後にそれらを組み合わせて日本経済の分析とその処方箋…と、飯田泰之のスタイルが最初からかなり確立されていることがよくわかる。最終的にはもちろんリフレ派になるんだけど、その論理の導き方がしっかりしていて、賛否どうあれ原理原則が明確なため、初心者にもそれ以上の読者にも参考になる。トンデモ経済議論もしっかり退けているので、経済学のちょっと高級な入門書として今後も定番になるだろう。総じて名著

2012/02/11

nutts

論理的な「議論」の定義や逆に議論と似て非なる単なるレトリックをどのように見分けるか、また、自らの仮説をどのようにデータを活用することで裏付けるべきかを分かりやすく示唆しており、それだけで読む価値あり。ミクロ・マクロを社会人に分かりやすくザッと舐め、それを用いて昨今の不況原因に関する仮設の立案やその検証プロセスを追体験することで、理論的な物事の検証・正しい議論の進め方が理解でき、理論を実証に応用する具体的な手法が非常によくわかる。

2010/03/06

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