善への誘惑
善への誘惑 / 感想・レビュー
aki
「マネージメントの父」にして、「20世紀有数の知の巨人」ドラッカーが書いた小説。小さなカトリック大学を有数の総合大学へと飛躍させた敏腕学長への中傷をきっかけに、揺れる学内とカトリック教区を描いた作品。小説に関してはアマチュアなので、決して「うまく」はないが、小説のかたちでしか書けなかった哲学的・神学的な話が結構おもしろい。ちらっとしか、ふれない小ネタ(アベラールの話とか)、もっと聞きたし。経営学、経済学、政治学、歴史学はもちろん、「神学」にも造詣が深そう。「神」と正面から対峙してほしかったな。
2011/05/21
soleil
ドラッカーの2作目の小説。カトリック系大学を舞台に、ある事件をきっかけに組織のマネジメントと、聖職者としての宗教的価値観のはざまで複雑に展開する人間関係を描く。
2016/10/22
ULTRA LUCKY SEVEN
「小説」として読んじゃダメです。きちんとこれ自体が現実的なマネジメントになっております。 面白いのは、ドラッカー自身をモデルにしていると思われる(院生のみの授業の教授で、コンサルタントを自由にできた男)人間が登場する3章から。 「大学」と「カトリック」の経営マネジメントを実際の人間の動きなど、絶対に「復刻」してほしい一冊。
2015/10/20
sidus
彼の唯一の罪は、、
2008/12/12
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