屋根裏の読書虫: 今宵の書林の水先案内
屋根裏の読書虫: 今宵の書林の水先案内 / 感想・レビュー
Matoka
『類書は何冊読み重ねても、決して無駄になることはない』力強いお言葉!
2017/05/23
KAZOO
荒俣先生独壇場の奇書が中心の書評集。この世の中にこのような本が本当にあるのか、というような本をよく探り当ててきますね。さすがにお金もかかるでしょうし奥さんにも愛想を尽かされたはずですよね。
2013/11/11
浮遊
博覧強記の怪人にして稀代の書痴、荒俣宏による書に現を抜かす読書家を書物の地獄に引き摺り込まんとする何とも恐ろしい書物。南方熊楠と昭和天皇の粘菌話から西条八十や吉屋信子の不可侵な清純浪漫的少女小説、異なる宗教における「死」の捉え方の紐解きなど、多岐にわたる分野から挙げられた書物は優に100冊を超える。95年発行なので今の世相とずれている部分もあるが、十二分に面白い。読書の亡者の闇は深く、愉しいのである。
2015/10/14
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