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ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)

ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)

ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)

作家
吉本隆明
出版社
大和書房
発売日
2006-12-10
ISBN
9784479300663
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ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫) / 感想・レビュー

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lonesome

「ひきこもりの人は、考えること、感じることを人より余計にやっているのです。」自分は自分から誰かに話しかけることが苦手で、実際に話すと話が上手ではないことは自分でもよくわかっていて。なぜならリアルで話す時に自分のことを俺とか僕と呼ぶことが恥ずかしいから一人称がないのだからそれも当然のことだ。ひとつのことでモノになるものにするには十年はかかると言う。それくらい持続させるにはひきこもる時間も必要で、自分のことを深く考えることで作られると言う。グルグル考えてしまう性格も悪いものではないのかな。

2014/09/02

Y

未だかつてない程家にこもるように言われる現状においてタイムリーな読書となった。ひきこもることは得意。どんな風にひきこもることを肯定してもらえるか期待して読んだ。曰くひきこもることで自分と向き合いしっかり物事を考える時間ができるようだ。市民運動をやっている人たちへの指摘に共感。私は彼らの考え方や意見に賛同することも多いのだけど、批判はしてもグループの雰囲気からはみ出さないようにとにかく気を遣っているように見える。ある事柄に対して皆が同じように反応する。空気に飲み込まれないように自分の頭で考えたいと思った。

2020/05/07

だーぼう

ひきこもりをしろなんて決して言ってない。でもいいとは言ってる。このバランスが絶対健康的だと思う。ブログに感想を書きました。

2016/11/29

saga

1924年生まれの著者は、自分の父母よりさらに10歳年長。ひきこもりは時代を超えて存在していた。ひきこもりを肯定的に表現した書名に惹かれた。しかし、21世紀の今、著者が言うようにひきこもりの人が深く考えて生活しているか? 昼夜が逆転し、ネットやゲームの世界に逃避する若者が多くはないか? 本書が、ひきこもっている人達が自立して生きる指針になってほしいと願う。

2019/03/19

kakoboo

以前、引きこもりがちな友人に外へ出ようと積極的に声をかけていた自分に対してはっとするものがありました。コミュニケーション力が大事と世の中では言われていますが、いつでも外に出るのでなく、2つの言葉を作る上で自分の時間・孤独の時間を作ることの方がよっぽど大事だと感じました。 何でもかんでも世間のあるべきや普通を意識すればいいもんじゃないですね。 吉本さんの本を初めて読みましたが読みやすいのでオススメです。

2018/01/04

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