京都妖界案内 (だいわ文庫)
京都妖界案内 (だいわ文庫) / 感想・レビュー
chatnoir
そっか~、そういえば秀吉が区画かえちゃってたんだっけ。前回の京都旅行で一条戻り橋ここかぁ~って、感慨深かったんだけど、千利休がさらし首にされた所を見て来ただけなんだなぁ。また京都に、行きたいな。
2014/02/22
真空 京
安倍晴明をはじめとする陰陽師ものや平安ものの本を読んでいると登場する怨霊、鬼、そういった怪異について、古地図、絵巻、古典の一文等を引用しつつ書かれていて興味深く読めました。文章を読み返しながら図(古地図)をまじまじと見て「書いてある書いてある」と確認するのが楽しかったです。怪異は恐ろしいけれども人間も負けてないぞという感じでした。さすが長い時に渡って都だった京都は話題につきません。怪異は怖いけれども京都へ行きたくなりました。
2013/06/09
こらぴし
京都って四角いイメージだったけど、ずいぶん複雑な形をしていたんだな。まあ、四角い町って不自然だものなあ。人は住みやすいように住む。そして妖怪達はエッジ部分に棲む。都市の結界が機能していたということかな。日本では魔は滅するのではなく、祓われる。どちらか一方だけになるのはバランスが悪いという感覚を日本人が有しているからか?神ですら荒御霊と和御霊の二面性を有しているし。京都という土地はそういったことが生活の隣にある。
2013/06/04
さりー
旅先・京都で購入。実際に自分が訪れた場所がたくさん登場して非常に面白かった。今度京都に行く機会があれば、この本を片手に旅してみたい。
2012/07/31
たけとり
古い地図と現在の地図を対比させて、宇治拾遺などの書物に出てくる怪異の場所を巡る本。初心者向けに見えて上級者向けの内容のような気が。具体的に魔所が挙げられている小松先生の「京都魔界案内」や綾辻先生の「京都魔界地図」と合わせて読むのがオススメかも。
2012/06/18
感想・レビューをもっと見る