菜の花食堂のささやかな事件簿 (だいわ文庫) (だいわ文庫 I 313-1)
菜の花食堂のささやかな事件簿 (だいわ文庫) (だいわ文庫 I 313-1) / 感想・レビュー
三代目 びあだいまおう
温かな余韻に浸れます。そう、身体の中の不純物が取り除かれたような、心が少し綺麗になったような。職場の人間関係に疲れ殻に閉じ籠ってた優希は、ふとした出会いで『菜の花食堂』の料理教室の助手として靖子先生を手伝うことに!生徒さんたちのささやかな悩みや問題を、靖子が思いやり溢れる感受性で寄り添い溶かしていく話。野菜をとても美味しく食べさせてくれる菜の花食堂。行きたい!「おいしいものを作れるってことは、しあわせになる方法を知ってるってこと」 江戸東京野菜コンシェルジュまで取得なさった著者ならではの至言ですね‼️🙇
2019/03/06
おしゃべりメガネ
『書店ガール』の作者さんが描くココロもカラダもほっこり温まるお料理ちょっぴりミステリーです。野菜など食材をネタにしながらも人情もステキに絡めていく展開はなかなか面白かったです。連作集なので、それぞれの話がコンパクトにまとまっており、ストレスなく読み進めていけます。料理教室の「靖子」先生と助手の「優希」の二人があらゆる難題?に挑み、しっかりと名探偵のごとく解決へと導きます。主人公「優希」のちょっとやさぐれた感のあるキャラが妙に人間味にあふれ、個人的にはとても好感が持てました。シリーズ化もありかなと思います。
2018/01/31
hiro
『書店ガール』の碧野さんの新作。舞台は料理教室、さらに日常ミステリということで、読んでみることにした。菜の花食堂では月に二回、平日に料理教室が開かれている。料理教室の助手、優希の目線で、教室の生徒たちや優希のまわりの‘謎’を下河辺先生が解決していくところを描いている。優希や生徒たちのキャラクタの設定が絶妙で、ミステリとすれば薄めだが、その謎が解けなければ、人生を大きく変えてしまうだろうという設定もよかった。最後は、その下河辺先生にフランスから赤い毛糸の帽子と、チョコレートが続いて届く…。
2016/03/19
とし
日常の出来事ですね、ささやかですが、ほんのりほのぼのとして楽しく読めますごちそうさまでした♪
2017/07/02
ミュポトワ@猫mode
図書館本。書店ガールが気になってたんですが、あれ長いのでまずは、他の作品がどんなものか試しに読んでみた本です。結構面白い。これは書店ガール買ってもいいかも。内容は、料理教室の先生が日常の問題を解決していくほのぼの系です。先生の勘が鋭すぎるきらいがありますが、そこまで嫌味ではないです。普通のミステリーよりも私はこういうほうが好きです。食堂が舞台なので、もう少しレシピがあるとさらに嬉しいですが、そこは欲張りすぎでしょうね。全体的にほっこりする内容なので、続編出てたら買おうかなって思いました。作者買いするか…
2019/04/22
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