本質を見通す100の講義 (だいわ文庫 G 257-4)
本質を見通す100の講義 (だいわ文庫 G 257-4) / 感想・レビュー
佐島楓
うーん、ちょっと重箱の隅をつっつくような内容の話題が多くてあまり・・・。ずっとこのシリーズを読んでいますが、マンネリになるのも仕方ないのかな。
2016/10/06
ひさか
2015年7月大和書房刊。2016年9月だいわ文庫化。示唆にとんだ視点で書かれている。◯◯だと言われているけど、本質は△△です。という分かり易い切り口のエッセイが、見開き2頁で1つ、全部で100編書かれている。殆どにああそうだな。とうなづける話が多い。誤った言い回しを正しくして考えを進めるというケースが多く記載されていて、確かに有用な手立てだと思います。
2024/07/31
saga
見開き2ページで一つの講義が読みやすい。探偵ガリレオの湯川教授を地で行くような理系で合理的考え方をする著者。全てを真似はできないが、参考になることも多い。本作はシリーズ第四作とのこと。他のシリーズも読みたくなった。
2017/03/21
chiseiok
シリーズ何冊も読んでいるので、流石にさらさらさくりと著者の為人を確認するような読み方になってしまった。さりとて決してつまらなかったわけではなく、今回は3限目の「言葉」論の章がとても楽しかった。正しい日本語について論ずる本があまた存在する中で、理系目線で論理的な正誤を語る視点が新鮮です。確かに国語としては正しくないけれど数学的には正しい、もしくはその逆の叙述って在り得ます…鋭い!多分森先生は敬語大嫌いですよね?なんと煩わしい、情報の純度を損なう質の悪いノイズ、くらいに思ってるんだろーな…と勝手に邪推(笑)。
2016/09/27
かえる
昔読んだ本に(森博嗣ではない)『「○○大学なんだ」「大企業に勤めているんだ」と言うと「へぇ、すごーい」という人がいるが、何がすごいのか分からない』という文章に出会って「確かに!」と思ったことがある。それと似ている。世の風潮に流されない、騙されないために自分はどう考えるべきか。身も蓋もないなぁと思うような話や、文章がややこしかったりするのも理系ならではだろうか?それでも視点が面白いので「そういう捉え方があるのか」と新しい発見がある。つまりは思考を育ててくれる本でもあると思う。
2019/01/16
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