頭のよさは国語力で決まる (だいわ文庫)
頭のよさは国語力で決まる (だいわ文庫) / 感想・レビュー
とある内科医
国語力、というテーマを後半以降は強く感じなかったが、相変わらずの著者本一気読み。漱石、福沢諭吉、論語などおなじみの古典を読む事で、人生にどのような良い影響があるかについて、様々な角度から論じられているものと整理した。いつもサラサラと読み終えてしまうのだけど、1冊でも古典に触れてみようと思えたなら著者を読んだ価値があったものと(都合良く)捉えている。悪童日記もメモ。
2022/05/06
キナコ
精読本の一冊。日本語の美しさや必要性がとてもよく伝わってくる。日本独自の言い回しや表現を自分自身が扱えるようになると、もっと感情のコントロールや言語化にも繋がってくる。自分が生まれ育った国なのに、もっと国語という学問に興味を持つべきだったなぁと今更ながらに反省。新しい作品も好きだが、名作や古典にも手を出してみようかな。
2024/02/14
Janjelijohn
何か表現したいが、言葉がでてこない。言葉を知らないということは、聞き手に正確に伝えられないというだけでない。深い思考ができず、我慢強さや柔軟さも持ち合わせることができない。言葉を知らないことの危機について斎藤教授は教えてくれた。この危機を脱するために年末年始は夏目漱石や太宰治など文学を読むことに決めた。氏を私淑としたい。
2023/12/29
Milk_ie
国語力、伸ばしたいと思い、買ってみた。 日本の名作を読むといいと書いてあった、私読んだことないというか、なんとなく読みにくいのかなと避けてた部分があったけど、ちょっと挑戦してみようかと思う。 太宰治も読んだことない。けど、なぜいいのか分かったから読んでみたくなった。ペンで本にメモ入れてみようかな。それなら忘れないし。 表現力や読解力だけでなく、自己肯定力といった感情面についてまで幅広い内容だったから読み応えあり。
2023/09/09
ハルのうた
本を読む人なら何となく解っていたであろうことをスパッと言葉にしてくれた印象。本当は読む習慣がない人に薦めたいけれど、そこのハードルが高いんですよね。 仰る通り読書には読んだ後資料にしたりビジネスに活かしたりという目的の為の「こなす読書」と、自分が楽しんだり考えたりする「味わう読書」があって、特にこなす読書を必要とする人には本書はかなり有用だと思います。実はタイトルを見て「いや、野党見てると語彙はあっても頭が良いと思ったことはないですね」と思いましたがちゃんとその辺りも触れられていて納得感ある一冊でした。
2023/04/01
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