貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持 (だいわ文庫)
貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持 (だいわ文庫) / 感想・レビュー
タイ子
すっかり失念していたシリーズ。なので、登場人物も徐々に思い出していくという有様で…。「無いものはない」を看板に江戸のレンタルショップの出店で働くお庸。口が悪くて男勝り、女だてらに意地を張って商売してる割にはどこか純情。男女の機微に疎いし、惚れた男の前だけは敬語使い。借り手に不審なところがあると気になって調べるという妙に好奇心旺盛な女性。おかげで陰間の綾太郎と知り合うという新しい出会いも。赤子の捨て子事件もあれば家族を捨てた父親の後悔と懺悔の話もあり。陰間長屋の住人たちとの今後も楽しみ。今度は覚えておこう。
2022/05/31
kei302
ありがとう「だいわ文庫」続きは読めないと諦めていたのです。「招き猫文庫」から転戦! 謎を解決してお終いではなく、落としどころのつけ方や大団円が全てではない結末など、ラノベレーベルでは出せなかった深みがあって、味わい深かった。恋バナや悩みを語り合える葭町の綾太郎、新レギュラー入りも嬉しい。
2022/07/26
真理そら
『~謎解き帖』になって新装開店(嬉しい)。人物紹介があるのも嬉しい。相変わらずあらっぽい言葉遣いのお庸だけれど湊屋本家の主・清五郎の前では借りてきた猫的なのがかわいい。綾太郎という魅力的なキャラも登場してきた。清五郎の背景やお庸と神坂家二万石や橘家の関わりが謎のままなのが気になる。「ちびた下駄」でのお庸の複雑な気持ちと成長ぶりがいい。
2022/05/17
はにこ
もうこのシリーズの続編は読めないと思っていたから出版されていて驚いた。図書館にも無かったので購入。蔭間の皆が仲間入り。綾太郎はじめとする蔭間メンバー最高。その分清五郎の出番は少なめ。庸の恋の行方が気になる。言葉遣いは相変わらずだけど、ちょっと女らしくなってきた庸に期待。
2022/12/05
ぽろん
久しぶりのお庸に嬉しくなりました。清五郎は、お庸の事、どう思ってるんだろう。愉しくサクッと読了。
2022/06/12
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