おいしいアンソロジーおやつ ~甘いもので、ひとやすみ (だいわ文庫 459-1-D)
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おいしいアンソロジーおやつ ~甘いもので、ひとやすみ (だいわ文庫 459-1-D) / 感想・レビュー
カブ
みんなが大好きなおやつのお話。執筆されてる方が華やかで嬉しい。どの世代の人にもおやつの思い出は懐かしい。静岡の追分ようかん、おだんご、食べたいなぁ~。
2022/09/30
Karl Heintz Schneider
おやつについてのエッセイ集。文豪と聞くと酒というイメージがあるが名だたる名作家の方々も意外と甘党であることが本書を読むとわかる。作曲家でもあり、エッセイストでもある團伊玖磨さんは、このように書いている。「書き物をしている時に無くてはならぬ物は金平糖と氷砂糖と煙草とお茶である。これらの奥床しい甘さに較べると、チョコレートやキャンデーの甘さには奥床しさが無く、しつこくて、あんな物を食べる人の気が知れない。」頭脳労働には糖分が必要とされると言う。金平糖や氷砂糖の仄かな甘みは執筆のお供には丁度いいのかもしれない。
2023/09/03
コジ
★★★☆☆ 食のエッセイアンソロジー。テーマは定番中の定番「おやつ」。奇をてらった作品を集めたわけでもないので安心して読めます。女性は理屈抜きでおやつの美味しさ、楽しさを語り、男性は薀蓄やら拘りを持っておやつを語る傾向がある気がした。それでも、個々の作品をじっくり読めば、おやつは老若男女を問わす嬉しく美味しいとわかる。
2023/06/26
ゆみのすけ
村上春樹、角田光代、益田ミリ、江國香織、森茉莉、向田邦子、池波正太郎、内田百聞と古今東西活躍された作家さんの43篇のエッセイが載っている。ドーナツ、チョコレート、落雁、白玉、シュークリーム、今川焼き、羊羹。様々なおやつとそれにまつわるエピソードが楽しい。特に好きなのは内舘牧子さんの「チョコレート」、三浦哲郎さんの「せんべの耳」。おやつ一つで家族との関係、時代背景まで読み取れ、興味深かった。
2023/11/04
にゃおこ
おやつをめぐるアンソロジー。今年8月発行にしては、一番若手がほむほむ、いや酒井順子氏?
2022/10/02
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