おいしいアンソロジー お弁当~ふたをあける楽しみ。 (だいわ文庫)
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おいしいアンソロジー お弁当~ふたをあける楽しみ。 (だいわ文庫) / 感想・レビュー
ひさか
2013年9月PARCO出版刊行のアンソロジーお弁当。を改題し、宇野千代さんのものをカットし、新たに4編を追加して、2022年11月だいわ文庫刊。44編のお弁当テーマのアンソロジー。父や母、または姉等の作ってくれた想いが込められたお弁当という話がいくつかあり、しかもその話はかなり面白く、人の中に残るものなんだと感心するやら羨ましいやら…。総じて、楽しめました。カットされた宇野千代さんのものが気にかかります。
2023/06/02
くろにゃんこ
たくさんの方からなるアンソロジー。おにぎりをにぎりたくなります(笑)最近のお馴染みの作者さんからテレビで観る俳優さん等々。陛下のお弁当の話にはビックリしました。そしてまさに終戦のあの日のお弁当など・・・とても幅広くてじっくり堪能させていただきました♪
2023/04/11
コジ
★★★★☆ 食エッセイの中でも「お弁当」テーマはズルい!子供の頃の運動会、学生時代のお昼、観劇の幕間などなどお弁当の思い出は尽きない訳で、それをアンソロジーにされたら読まずにはいられないじゃないですか。子供頃には気づかなかったお弁当に込められた母親や家族の愛情。誰かに食べ欲しくて腕を振るうお弁当などなど。冷めても美味しいお弁当は思い出はホッカホカ。
2023/05/05
pirokichi
武田百合子、江國香織、杉浦日向子、小川糸、何と!高浜虚子など44人のお弁当に纏わるエッセイ。おにぎり多し。ほおばりたくなる。美術エッセイスト・洲之内徹氏が読者・幅尚徳さんのことを書いた「〈ほっかほっか弁当〉他 抄」は最も印象に残った。44篇を読み終えて我が母を思った。商店を営み元日以外朝早くから晩まで働き通しの中、毎朝弁当を拵えてくれた母。運動会の前夜には指を黒くして栗飯の栗を剝いてくれた母。いなり寿司が得意でたくさん作っては近所に配っていた母。母の愛情にあらためて気づかせてくれた本書。ありがとう。
2023/04/13
みなみ
お弁当にまつわる思い出を紹介するアンソロジー。44篇も入っていて、初めましての著者の方も沢山いた。楽しい思い出ばかりではなく、切なかったり苦い思い出もあるけれど、作ってくれた人との思い出と結び付いていて、心があたたかくなった。なかでも、白石公子さんの姉が不慣れながらも作ったおにぎりのエピソードにほっこりしつつ読了。
2024/07/26
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