ありがとう!愛―ガン告知・夫婦愛・信仰 心の軌跡を綴る最後の日記
ありがとう!愛―ガン告知・夫婦愛・信仰 心の軌跡を綴る最後の日記 / 感想・レビュー
ぶんこ
肺ガン末期と診断されてからの1年ほどの闘病記なのですが、詩人の著者なので美しい言葉の数々。詩集のようでした。途中何度も「治る、治っている」と話すK教授に不快感をおぼえたのですが、巻末に教授自らの「告知ー安井かずみ・加藤和彦夫妻の場合」の中で、病名は告知、余命は伏せて「大丈夫、絶対、治るから。絶対、治してみせるから。頑張ろうね」と加藤和彦さんと話し合われたからのようでした。長い入院生活、痛みもあって心も弱ったことでしょう。最期まで最愛の加藤和彦さんに看取られて、ありがとうと感謝しながら逝かれたようです。
2016/09/16
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