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冷蔵庫で食品を腐らせない日本人

冷蔵庫で食品を腐らせない日本人

冷蔵庫で食品を腐らせない日本人

作家
魚柄仁之助
出版社
大和書房
発売日
2008-04-25
ISBN
9784479781820
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冷蔵庫で食品を腐らせない日本人 / 感想・レビュー

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mazda

昔の日本人は、不便だった分色んな知恵を出して生きていたんだな、とつくづく思った。冷凍餃子に毒が入っていたから食の安全を保障しろ、と叫び、その一方で食材を冷蔵庫で腐らせるほど購入し、その冷蔵庫は原発で作った電気で冷やす。これって何かおかしくないだろうか?冷凍食品なんか買わなくて済むし、物が腐らない工夫をすれば食材は余らないし、電気代もかからない。昔の人たちのように想像力を働かさないと、現代人は滅びるしか道がなくなるかも知れない。知恵を出すこと、想像すること、基本に戻ることが大事なのではないだろうか?

2013/09/15

Humbaba

食品が食べられるかどうか。それを判定するのは賞味期限ではない。個人が自分の五感でもって判断を下すことが大切である。たとえ冷蔵項に入れたとしても、それで劣化が止まるわけではない。冷蔵庫が存在しなかった昔の人に知恵を拝借すれば、美味しくて長持ちをさせることが可能となる。

2013/08/20

sweet november

買い物から帰って、そのまま買ってきた物を冷蔵庫にしまって終わり、という生活が当たり前になったのって、日本ではまだ100年も経ってないはず。冷蔵庫が無い時代はこんな風に食品を保存していたんだ、という現代の人には目からウロコのような事が書いてあって面白かった。早速、キノコを干してみました。

2016/04/28

gotomegu

再読。冷蔵庫がなかった時代の食品保存法を含め、肉野菜などを使い切る工夫のあれこれ。冷蔵庫はなんだか万能保存箱に思ってしまいがちだけれど、実はほんのちょっとだけ、劣化を遅らせるだけの装置。そこに信頼しすぎなんだな。旬なものを買ったその日に処理して、食べきる意識を持った方がいい。空腹で買い物をして、つい食べ物を買いすぎてしまうので、計画的に買い物をするのが、先かも。

2020/09/28

Hirouch

「うん、うん」と納得しながら読み終えました。食材を如何に長持ちさせるか、という点における実用書としてわかりやすいです。ひとつ、糠床がないのが不思議に思いました。あんなに手軽で食材を保存できる方法は他にそうそうないと思うのですが。あと、肉や魚を漬けたあとの味噌の活用法は書いてあるのに、醤油の漬けにした後の醤油の活用法が書いてありませんでした。個人的に生臭くなった醤油をどう使えば良いか長年悩んでいたのでそこについて触れてほしかったです。いずれにせよ、食材を大切にしないと日本の未来がないことは確かでしょう。

2019/05/27

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