スタンフォードのストレスを力に変える教科書
スタンフォードのストレスを力に変える教科書 / 感想・レビュー
mukimi
ストレスが力になると言う考えにやや危うさを感じていた。PTSDが人を成長させるなんて被害者にとってそんな残酷な押し付けはないと。だが、苦しみの渦中でも苦しみはマイナスの影響だけを私たちの人生に及ぼす訳ではないと知ることで私たちは再起できると言うメッセージは最終的によく理解できた。本書は何度も読者に最も苦しかった時期を振り返らせる。あの頃の自分の、この痛みを怒りではなく他者を守るための強さ優しさに変えようという決意を思い出し、苦しい過去は苦しいままだけど確かに今の自分の強さになっていると再認識させてくれた。
2021/12/05
ひろき@巨人の肩
Audiobookにて。ストレスの全貌を科学し、ポジティブに再定義して力に変える。前書の意志力同様にケリー・マクゴニガルはマインドセット介入が上手い。ストレス反応には、体内の分泌物の違いから、①逃走・闘争反応、②チャレンジ反応、③思いやり・絆反応があり、どれも自分の力を最大限に発揮させるもの。よって自分の成長には欠かせない。ストレスは黎明期の極端な実験事実から避けるべきネガティブな事と捉えがち。しかし真実はストレスのない人生に幸せはない。但し、過酷な逆境を乗り越えるには自分自身がその事に気づくしかない。
2019/05/17
hundredpink
万人にとっての必読書
2021/01/07
おいしゃん
書かれているのは、「ストレスは悪いものと思うから自らを蝕む。自分の力になるものだと信じよう」という一点のみ。従ってわかりやすくもあり、くどい印象もある。でも読んでから、見方が変わったのは事実だし、イライラする回数が確実に少なくなった。
2016/03/01
Koichiro Minematsu
ストレスは害になる。しかし、そこまでの考えでは終わってはいけない。害にならないこともある。そのような新しい考えに変えていくことが大事なようである。トラウマになるような辛い逆境は、確かに苦しいです。それでも世の中には乗り越え、レジリエンスを高めた強い心の人達がいるんだと。非常に参考になりました。職場の同僚にお薦めしたいと思います。
2021/03/28
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