KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

天皇と日本人

天皇と日本人

天皇と日本人

作家
山折哲雄
出版社
大和書房
発売日
2013-12-22
ISBN
9784479840794
amazonで購入する

天皇と日本人 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mazda

宗教家が感じる皇室というのは、歴史の重みをあまり感じてないのかな、と思いました。何があっても女系はダメなんです!女性天皇は問題ないのですが、とにかく女系天皇はダメ。女性宮家もダメ。今回のKK騒動で、図らずもこの意味が理解されたと思います。2700年の歴史が脈々と続いてきたのは、過去の日本人の知恵があったからです。女系を認めないのは皇室に外の男を入れないということであり、今回の騒動のように皇室乗っ取りを企てる輩が入ってしまうと、もう取り返しがつきません。現代の日本人が、賢い選択ができること願っています。

2021/05/27

Seele

日本における祭祀儀礼の由来や死生観宗教観といった歴史的な背景を紐解きながら、それら「伝統文化の象徴」となってきた天皇・皇室の姿を描写。戦後は「意志を持つ個人」として「理想的家族像」をも体現することも求められることに今の天皇・皇室についての議論の難しさを挙げている。皇室に対する「公」と「個人」のあり方の問いは、そのまま近代から戦後の日本の姿、問題意識に重なるか。

2019/06/13

zikisuzuki

ハーバート大学で行われた講義。天皇について、特に今上天皇陛下について、それを取り巻く左右両派の捻じれた感情や思惑も含めて、下手な日本人よりも正確に把握していることに驚く。非統治君臨型の他国の国王と違い、象徴としての天皇は戦後の憲法に従い即位した今上天皇が強い意思を持って発言、体現したことによって立ち現われたものだと高く評価している。ただ神道を理解していないのが残念だ。強力な鎮魂と五穀豊穣と平和を祈る祭祀者としての霊力を維持してきた役割までは西洋人には理解しづらいのだろう。

2019/02/21

ムグムグ

武家社会隆盛の頃の天皇家の暮らしに興味があった。高名な戦国武将と同時代の不遇だった宮家の物語を読んでみたい。どんなことを考え、どんな毎日を暮らし、どんな野心を抱きながら叶わずに世襲してきたのか。

2014/02/10

Ryan

表紙から期待していた内容と少し違ったけど、たまにはこういう本も良いかな。

2015/09/24

感想・レビューをもっと見る