民衆史の遺産 第2巻 鬼
民衆史の遺産 第2巻 鬼 / 感想・レビュー
momen
「鬼」と「山人」を繋ぐ論文集。数名の著者がそれぞれ「おに」という言葉の成立過程、鬼の起源、文学比較などを論じている。内容としては結構ざっくりめというか、引用資料が断片的で自説に都合のいいところしか使っていない感・資料が成立した時代やその背景をあまり考慮せず雑多に使っている・フィクションと史実を混同していそうな部分があるなど、引っかかる部分はそこそこあった。ざっくり読む程度でよい感じ。
メーテル/草津仁秋斗
国文学、民俗学など、様々な視点から「鬼」の正体を考察した論を集めた本。本当に様々な視点があって、面白かった。
2016/03/07
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