室生犀星 (筑摩叢書 120)
室生犀星 (筑摩叢書 120) / 感想・レビュー
月
正直Ⅰ部を読んだ時に、その坦々とした流れにこれは見誤ったかなと感じたが、Ⅱ部・Ⅲ部へ続く内容は期待通りで、知りたかった中野重治から見た室生犀星がそこに描かれており、とても興味深い一冊だった。「驢馬」との関わりのほか、印象深い話が多い中、葬儀での弔文、正宗白鳥と佐藤春夫、特に佐藤春夫の弔文は犀星を知る人の心を揺り動かさずにはいられない。そして堀口大学の詩。今日3月26日は犀星の命日(没後53年)、一読者として心からご冥福をお祈り申し上げます。
2015/03/26
つばな
https://twitter.com/tsubanya/status/1084307431755108352
2019/02/27
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