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北のはやり歌 (筑摩選書 77)

北のはやり歌 (筑摩選書 77)

北のはやり歌 (筑摩選書 77)

作家
赤坂憲雄
出版社
筑摩書房
発売日
2013-10-15
ISBN
9784480015846
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北のはやり歌 (筑摩選書 77) / 感想・レビュー

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かわくん

日本人が持つ「北」のイメージは流行歌の世界に反映される。寒い、寂しい、暗い、厳しい…。だから歌の世界では失恋したり、夢が破れると人は北へ向かう。北国の東北に育った自分でさえ、それが不思議と思わずに生きてきた。その日本人の心情(著者の言葉でいえば精神史)について考える機会を与えてくれた本だ。これから歌の世界に日本人の精神世界の変化が出てくるのだろうか。

2013/12/20

pun

はやり歌って、作ろうとして作れるもんじゃない。大衆からの共感を受けて、昇華していくもんなんだと改めて実感させてくれた一冊。引用文献のなかにも、興味惹かれる書籍がたくさんあった。昭和の歌って、悲哀が込められているというか、ストーリー性があって、やっぱり聴いていてしっくりくるもんね。

2017/04/25

JunKawa

文献のみならずブログ等のネット情報に大胆に依拠しながら構成していくことで、日本人にとっての北のイメージを明らかにしていこうと試みる。吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」の大胆な解釈に驚いた。

2015/12/20

takuchan

北のはやり歌をめぐる精神史を、ほんのスケッチのようなものであれ、書いてみたい。/リンゴの唄、港町ブルース、北国の春、津軽海峡•冬景色など名曲の背景にある、都会と地方の関係、昭和の日本人の心情を考察している類稀や本。今後これらの歌を聞く際に単なるご当地ソングでは終わらない一層の味わい深さを与えてくれる。

2014/09/22

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