マラカンドラ: 沈黙の惑星を離れて (ちくま文庫 る 1-1 別世界物語 1)
マラカンドラ: 沈黙の惑星を離れて (ちくま文庫 る 1-1 別世界物語 1) / 感想・レビュー
ニミッツクラス
87年のちくまの文庫版初版(420円)。79年に奇想天外社から単行本、01年に原書房から新装版で出た。カバーは奇想天外社が一番良い。訳者は全て中村氏だ。読メでは「沈黙の惑星を離れて」の検索でどれもヒットする。内容は・・ネガティブで申し訳ないが、あまり面白くない。地球の言語学者ランサムが巻き込まれる内惑星トリロジーの導入部で、マラカンドラ=火星が舞台だが・・本書よりバローズの方に軍配を上げたい。神学系ファンタジーとスペオペの違いもあるが、章立てしてない、改行が少ないなどの読み難さもある。★★★☆☆☆
2015/12/10
ホレイシア
やっぱり宗教色はあるが、「ナルニア」のように子ども向けでない分、お説教臭さはない。
2008/01/06
海
いかにも言語学者が書いたという感じのSFで、私的には面白かったです。異世界人とのコミュニケーションや精神世界に重きを置いた内容なので、ル・グウィンやカード、セーガン博士の「コンタクト」のような作風がお好きな方にはいいと思いますが、いわゆるサイエンスフィクションを好む方には、あまりお勧めしません。3部作ということなので、残り2つも楽しみです。解説を荒俣宏さんがしているのも、嬉しいサプライズでした。
2016/11/01
おだまん
20年ぶりくらいに再読。改めて読むとハードSFだなぁ。
2014/10/06
Alm1111
ネバーエンディングストーリー的な精神世界を描いたファンタジー。表紙絵しか情報がない分、想像力を駆使して読む楽しみがあった。 難を言えば、ラストシーン近く重要な会話シーンがあるのだが、ウェストンら人間が話す片言のマラカンドラ語が全部カタカナで、メッチャ読みにくかったな。
2017/10/24
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