都市の感受性 (ちくま文庫 か 3-3)
都市の感受性 (ちくま文庫 か 3-3) / 感想・レビュー
ひばりん
村上春樹『羊をめぐる冒険』に関する批評が載っており、一応全編読了。「大江健三郎から語り手の分析的思考を拭い取ると村上春樹になる」と三浦雅士が指摘しているということが書いてあって、そこは完全に同感だけれど、川本三郎氏自身の分析は低レベルすぎて、折角川村二郎先生と似た名前なんだからシッカリしろよ、と思った。あと村上春樹がハーラン・エリスンの紹介もしていたとあって、そこは知識として有難かった。エリスンはエヴァの原型だと思うので、どういうルートでエリスンが日本に入ったかは今後も気にしていきたいところ。
2021/01/06
Nosuke Rato
単行本で読んだ
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