新編魔法のお店 (ちくま文庫 あ 11-2)
新編魔法のお店 (ちくま文庫 あ 11-2) / 感想・レビュー
mizuha
「第2回 GWだよ全員集合!奇妙な味海外読書会」に合わせて読んでみた。デ・ラ・メアの”音を売る店”、ウェルズの”よい子しか入れない純正の魔法の店”、日本からは、稲垣足穂”星を売る店”が一画を占める。お気に入りは少し物悲しいシンシア・アスキス”角の骨董屋”。怪人荒俣宏氏の序文も絶品の、どこから読んでも奇妙で不思議なアンソロジー。
2015/04/30
Norico
たくさんの魔法のお店。マッチ売りの少女をちゃんと読んだのははじめてかも。その他も有名だけど読んだことのない作家の作品が多くて、さすが博識な荒俣さんだなぁという感じ。「茶の葉」や「角の骨董店」のような体験してみたい。ひげが伸びなくなる鉛の鉢は、そんなにひどい呪いだったのかな?
2020/09/21
辛口カレーうどん
やはりファンタジーは大好き!不思議な15のお店のアンソロジー。稲垣足穂以外は海外の作家さんなので、くどくて独特な言い回しが多く、若干読みづらかったが、入ってみたいお店がいっぱいあった。
2015/05/31
アヴォカド
「魔法のお店」というと、どうしたって骨董品屋さんだよね。どれも面白かったが、中でもジョン・コリア。読んだことがあるような作品もあって、この本の後に出たもので読んでるんだろうけど、それが何なのかは思い出せず。そのはっきりしないモヤモヤした既視感も、このアンソロジーの印象としてピッタリのような気がする。
2016/05/03
topo
いまやこの世に溢れる数多のお店。お金さえ出せば何でも手に入るお店。便利で物欲を満たしてくれど何か物足りない。そんな時に読みたいのが本書。奇妙なお店たちの扉を開けると、煌めく魔法のエッセンスに包まれ不思議な体験に誘われる一冊。 たまらなく大好きなのが、切なく美しいアスキス『かどの骨董店』、運命とアンティーク品が放つロマンを感じるホワイトヘッド『お茶の葉』。 狐につままれたようなラファティ『われらの街で』、科学に取り憑かれる悲哀を描いたヴェルヌ『ザカリウス親方』などもお気に入り。
2021/04/05
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