ウィーン: ある都市の物語 (ちくま文庫 い 15-1)
ウィーン: ある都市の物語 (ちくま文庫 い 15-1) / 感想・レビュー
Kumisuke92
池内紀さんの文章が、美しい。ウィーンのもつ荘厳で華麗で軽妙で、なのに引きずる陰影ある風景と歴史を、この筆致自体が体現しているかのようで、魅惑的読書体験を堪能した。世紀末ウィーンを舞台にした映画「幻影師アイゼンハイム」を見た時のような感覚だ。特にバロック、ビーダーマイヤー、そしてハプスブルク皇帝に関する皇帝墳墓の項が秀逸。
2015/11/18
J_L_B_459
夢の中に生きるウィーン
2010/02/23
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