柳田國男全集 5 (ちくま文庫 や 6-5)
柳田國男全集 5 (ちくま文庫 や 6-5) / 感想・レビュー
メーテル/草津仁秋斗
後狩詞記と、主に伝説を中心にした山島民譚集、そして猿や馬に関する論をまとめた本。柳田民俗学の粗型が見える。
2015/08/31
Soma Oishi
僕は察しが悪いので「後狩詞記」が狩りについての詞だと解説を読むまで気づかなかった。僕が思っていたのはことばをかるという民俗学の手法なのだろうと思っていたのだけれど言われてみれば狩りの詞だった。しかし柳田国男さんは詞を狩るという意味でもいいといわれるような気がする。 柳田国男さんを読むようになってファシズムについてよく考えるようになった。社会主義を否定し専門家に従う社会はファシズムである。しかし柳田さんの作品を読んいるとけっしてそのようなものではない。社会主義の回復というもの、社会主義者のヒューモアをみ
2014/06/06
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