柳田國男全集 24 (ちくま文庫 や 6-24)
柳田國男全集 24 (ちくま文庫 や 6-24) / 感想・レビュー
Soma Oishi
柳田国男全集を読んでいると考えさせられる。 柳田から何を学んだかと言えば反省と現実批判である。反省を至上とすることによって自己と世界、それらに関する学問、そして世間というもの、それらをひっくるめて現実というものへの改善の配慮がなされる。改善の配慮の先にあるユートピアはけっして実現はされないだろう。永遠のユートピアであり続ける。それは精神的姿勢や生き方のようなものである。そういった現実への改善の配慮は、現実を比較し吟味する批判的姿勢、帰納的姿勢であり現実批判と呼ばれる。 安倍という人は現実主義(リア
2015/02/02
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