柳田國男全集 25 (ちくま文庫 や 6-25)
柳田國男全集 25 (ちくま文庫 や 6-25) / 感想・レビュー
Soma Oishi
柳田国男を読むと人間の認識について深く考えることができる。カントは悟性能力から人間の認識はあり理性の働きを介してその認識の結晶として学問があるという。悟性能力は人間が反省することからありえる。そういった意味でカントの批判の書はあり、啓蒙があり、永遠平和というものがある。柳田民俗学とはそういったカントの意味での認識=学問としてある。 日本の保守派や右翼思想が反省を欠きそれを正当化するならそれは暗愚学というものだ。ただそれを批判するには人間の認識とは何かを知らなければならない。それはカントから学べる。そし
2015/02/26
感想・レビューをもっと見る