柳田國男全集 27 (ちくま文庫 や 6-27)
柳田國男全集 27 (ちくま文庫 や 6-27) / 感想・レビュー
Soma Oishi
自省としての民俗学がまず大事であるという。これは国家というものにも人間というものにもとても良く当て嵌まることだと思いました。自省を欠いた人間は擦り付けて生きていくことになるでしょう。何らかの生贄を必要としてしまいます。国家も同様です。アリストテレスなどはそのような人間を肯定的に描いているようにも感じます。彼の始祖のような存在であるソクラテスはダイモンの声に従って自省をした人であろうと思います。弟子筋のディオゲネスなどは犬儒派などと言われますが自省をする人間を肯定して生きたのでしょう。こういった自省・反省か
2015/03/27
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