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柳田國男全集 29 (ちくま文庫 や 6-29)

柳田國男全集 29 (ちくま文庫 や 6-29)

柳田國男全集 29 (ちくま文庫 や 6-29)

作家
柳田国男
出版社
筑摩書房
発売日
1991-01-01
ISBN
9784480024299
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柳田國男全集 29 (ちくま文庫 や 6-29) / 感想・レビュー

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肉欲棒太郎

『時代ト農政』『日本農民史』『都市と農村』など、明治〜大正〜昭和にかけての柳田の農政論を収録したもの。関税などの政府による農家保護策には一貫して批判的であることや、農家の規模集約化による競争力の強化を説く『中農養成策』などからも分かるように、農政官僚・柳田の農政学は、終始農民よりも国家の立場に立脚したものであったと思う。その点で、昭和初期に現れた小農保護論的な農本主義とは一線を画すものであったと言える。

2015/11/01

Soma Oishi

柳田国男は文化科学ということをいう。科学とは帰納ということである。僕は何回か柳田について書くとき反省又は自省、自己省察から帰納すると書いた。それはどういうことか訳が分からない、気が狂っていると指摘する人もいるだろう。精神分析学のフロイトなども帰納の人であるが彼の自己省察も正気の沙汰ではないと指摘されることがある。 では何故反省・自己省察を諄く言わなければならないか。それは誰もが帰納に至らない躓きの石であると考えるからである。では帰納とはもっと具体的にいうと何か?総合判断のことである。特にカントの言う総

2015/05/12

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