忘れられた女神たち (ちくま文庫 か 3-4)
忘れられた女神たち (ちくま文庫 か 3-4) / 感想・レビュー
くさてる
山崎まどか「真似のできない女たち」で触れられていたので興味を持った一冊。20人の女性たちの生きざまは、幸福なことばかりとは言い難いのだけど、彼女たちに向ける著者の姿勢は端正で優しい。いくらでも扇情的にできた題材と、適切な距離をもって、しかし冷たくなく語っているそのことばがとても良かった。
2022/06/15
レイナ
波瀾万丈に生きた女性たちを紹介したエッセイ。
2017/06/17
ankowakoshian11
実家よりサルベージ、再読本。昨今SNSではツイフェミによる様々な論争、日々に事欠かないが、現在よりはるかに女性が自立して生きることが困難だった20〜50年代を生きた女性作家、女優、歌手の肖像。確かに彼女達は稀な才能や美貌、途方も無い幸運や不運、そして富と貧しさ、様々で『普通』というよりレベルが違う『何か』を備えた女性達だが、その生涯は(たとえ末期がどうであっても)鮮やかだ。
2022/03/19
Gen Kato
再読。アメリカを中心に生きた20世紀の女性たちの評伝集。ヘディ・ラマ―、バーバラ・ハットン、ドロシー・ダンドリッジ、マリオン・デイヴィス、メイベル・ノーマンド、キャロル・ロンバード… どの女性も魅力的で少し哀しい。作者のまなざしの優しさに打たれる。
2014/07/22
tekka
この本がきっかけで、ドロシー・パーカーの「ビッグ・ブロンド」の存在を知り読むことができたのが嬉しい。次はジーン・リースの「カルテット」も読みたい。
2022/05/17
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