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わが心のフラッシュマン (ちくま文庫 な 11-1 ロマン革命 PART1)

わが心のフラッシュマン (ちくま文庫 な 11-1 ロマン革命 PART1)

わが心のフラッシュマン (ちくま文庫 な 11-1 ロマン革命 PART1)

作家
中島梓
出版社
筑摩書房
発売日
1991-12-01
ISBN
9784480025913
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わが心のフラッシュマン (ちくま文庫 な 11-1 ロマン革命 PART1) / 感想・レビュー

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虎師匠

書庫整理につき再読。こんなタイトルでこんな表紙だが、生憎特撮関係の本ではない(笑)。作家、書評家として著名な作者の、少し特殊な育児を巡るエッセイ集、と言うのが本当の所だろう。有り体に言えば、日本の子供の大半が触れるであろう子供向け特撮番組を「絵本や児童誌は買い与えるが、肝心のTV番組は基本的に見せない」と言う作品への接し方をさせる、と言うもので、この辺は読者の育児経験の有無でかなり評価や是非の別れる所じゃないだろうか。育児経験の無い自分からすると、良いのか?と思いながらも楽しく読めたかな。(以下コメ欄へ)

2014/06/16

peanweb

再読。我はなぜ物語を必要とするのか?我々はなぜ物語を必要とし続けるのか?、そういうことを解説するのではなくストーリーテリングする作者の語り口調が好きです。自分の人間観や人生観にすごく参考になる指針をもらった気がします。そして、自分も作者と同じく本当はそんなことはどうでもよくて物語が大好きです笑 また折に触れて読み返したい一冊

2018/01/14

不動 明

タイトルの“フラッシュマン”を私も見てませんが著者も息子の絵本から同じ業界人側からの考察を兼ねて“半分想像”のフラッシュマンを論評するが後半からがこの本の本領発揮。中島梓の人間は何故物語を欲するのかという自身の考察からの哲学が語られていて圧巻される。私もいい歳をした所謂“大きなお友達”の部類の人間なので中島女史の考察は特撮やアニメ好きには勇気を貰えた。そしてこの著者自身もフラッシュマンの最終回の様に早くこの世から旅立ってしまった事はまさか当人もこの本を書いている時は夢にも思わなかった事だろう。

2016/02/17

とうふ

ありうべき姿と現在の自分のギャップを埋める為に人には物語が必要だ。人は内なる小宇宙の囚人であり他者と触れ合うことはできない。しかし物語を通して人は牢獄からほんの少しだけでも他者がいることを知覚できる。栗本さんは根本的なところで人間を信じているんだと感じた。

2010/04/17

S_Tomo🇺🇦🇯🇵

今は亡き中島梓女史の特撮「超新星フラッシュマン」に対する感想(しかもテレビではなく子供の絵本から!)から「物語」というロマンへの考察。 今なお続く戦隊物が彼女のいう「物語」へどこまで近づき、そしてどこまで独自の道を往くのか改めて考えてみる秋の夜長。

2012/10/11

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