笑う哲学 (ちくま文庫 み 5-4)
笑う哲学 (ちくま文庫 み 5-4) / 感想・レビュー
Timothy
解説に「哲学のはじまりを、職業哲学者はかくす。そして体系をつくって、そのうしろにかくれる(211)」とあり、なるほどと思った。南氏の場合「はじまり」が明らかにされていて、しかもそれは身近な出来事なのだ。初めはこれが哲学なのか?と首を傾げたが、その時念頭にあった「哲学」は名詞であり、南氏のは動詞の「哲学する」なのだろう。カタカナを多用した独特の文体で、軽快で飽きさせない文章のパワーを感じた。
2016/01/22
天使ペンギン
チラリと味見するように読んでみて、面白そうだったのでブックオフで100円で購入した本です。どこかでも聞いた感じのするまるで工場でつくったような言葉や考えが並ぶ本と違い、ひとつひとつの言葉や考えに陶器のような手作り感がするのが、いい感じの本です。南伸坊さんの本を読んだのは(共著は1冊ありますが)はじめてなのですが、おそらく、この手作り感というのが南伸坊さんのどの本にも共通する、いい所なんだろうなと思いました。そしてこの本では、恋愛論、変態論、差別論、生命論、女性論、などなどなどなど…26のテーマでそれぞれ、
2014/01/17
AIR田
げらげら笑うわけではないけど、思わずくすりとさせられてしまう内容かと思いきや、段々と哲学の入り口に連れて行かれてしまう一冊。哲学は笑いから始まるのかもしれないと思わせてくれる。
2012/06/19
west wine red
”哲学”と名前は付けているものの、独断と偏見からでた個人の感想、という感じ。読んでいて、こんな考え方する人もいるんだな、とそれなりに面白く読ませてもらいました。ももこ先生の本のほうが親しみがあってユーモラスで面白い。
2023/12/27
むちれお
くだらない話もあるが、意外と深い話もありでなかなか面白かったな。
2021/03/27
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