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沈黙の声 (ちくま文庫 り 3-1)

沈黙の声 (ちくま文庫 り 3-1)

沈黙の声 (ちくま文庫 り 3-1)

作家
トム・リーミイ
Tom Reamy
井辻朱美
出版社
筑摩書房
発売日
1992-10-01
ISBN
9784480026477
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沈黙の声 (ちくま文庫 り 3-1) / 感想・レビュー

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ヨコツ

この小説のもろもろの魅力を五段階で評価するとしたら全項目が3。すべてにおいて平均的でそこそこ面白い。そして話もそこそこキャッチーな冒頭に始まり、中だるみも無くそこそこ面白いまま進んでゆき、そこそこ面白いクライマックスを迎えるのだ。逆にここまで徹底して普通の小説はなかなか出会えるものではない。読む価値がなくはないけど強くおすすめも出来ない、圧倒的平凡さをとくと味わってみてほしい。

2015/12/09

ノベツ

傑作短編集『サンディエゴ・ライトフット・スー』に比べ完成度低い。長編デビュー作なのでしかたない。それだけに夭折が本当にもったいない。もっとテクニックが磨かれた長編が読みたかったなぁ、と心底思う。 長文感想⬇ https://note.com/nobetsu/n/n44356dd2da55

2023/06/25

がんつん

楽しいファンタジーだったのですけど、後半ちょっと飽きがきますね。予想がつくというか、デジャヴ感。。時代的なものなのか、吉田秋生とか萩尾望都あたりの大御所女性漫画家を思い出すのは私だけでしょうか。とは言え、面白いのは面白いので、読んで損はないかと思います。

2015/12/19

ひとみ

カンザスの田舎町に怪物たちを連れた見世物一座がやってきた。エブリン達三人娘もボーイフレンドを連れて期待を胸に見物に出かける。エブリンはそこで声帯のないアルビノの少年・エンジェルと恋に落ちる。エンジェルは自分では制御できない不思議な力を秘めていたのだった。かなり昔に読んだものを再読。不気味で幻想的な雰囲気と通過儀礼的な夏の恋物語を美しく記憶していたが、改めて読むとつまらない所も目について後悔してしまう。とはいえアメリカの田舎町や見世物一座の怪しさ、三者三様な三人娘達の残酷な顛末など変わらず魅力的なのだった。

2015/08/24

akuragitatata

早世のファンタジー作家が編んだ長編小説。悲しい暴力性と女の子の成長を描く。テレキネシス好きな方にはぜひ。

2010/05/22

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