クリスマス・ファンタジー (ちくま文庫 か 11-2)
クリスマス・ファンタジー (ちくま文庫 か 11-2) / 感想・レビュー
Kouro-hou
クリスマス怪奇幻想アンソロジー。すでに二月だが当方的には冬が終わるまではクリスマス。何らかのクリスマスが絡むファンタジー、ホラー、社畜モノ12篇を収録。あまいロマンス(でも幽霊モノ)があるかと思うと、ヲイヲイ一体何人殺す気だよhahaha、なんてのも一緒になってます。わりと辛めのセレクトなので諸行無常、心はあまり温まりませんw お気に入りは、感動のスペクタクルというか嫁が可愛くて最高「道」、その後のスクルージおじさんが恐れるのは納税「新クリスマスキャロル」、ヒャッハー!殺っちまえ(^^;「幸福の木立ち」。
2018/02/11
くさてる
クリスマスにまつわるファンタジー、ホラー、ロマンスにSFといったバラエティ豊かな内容のアンソロジー。聖書の話だと分かったあと、まさかの展開に驚いた「道」ドタバタが楽しい「ガニメデのクリスマス」短いけれど切なく不思議な「クリスマスの出会い」時代を越えたロマンスが不思議な形で実を結ぶ「クリスマスの恋」などが印象に残りました。
2023/04/23
timeturner
幽霊物語から心霊物、異教ホラー、お伽噺とジャンルの垣根をとっぱらった楽しいアンソロジー。祝祭シーズンには不似合いな辺境SF短編「クリスマス・プレゼント」の感動は不意打ちだったなあ。
2015/11/21
topo
正統派妖精譚から、ホラー、SFと様々なジャンルのクリスマスに纏わる物語を集めたアンソロジー。 ジャンルも多様なら読み心地も様々。泣いたり笑ったり驚愕したり、プレゼントを手にしたようなわくわくとドキドキを味わえる素敵な一冊。
2022/12/08
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