片目の哲学 (ちくま文庫 な 2-8)
片目の哲学 (ちくま文庫 な 2-8) / 感想・レビュー
詠月
パパが娘にいつか読んでもらう為に書いた本、という態で少々ひねくれたパパが独白しています。実際に娘に読ませる時に、娘の年齢にもよりますが、憚られる内容もチラホラ。今となっては曾祖父からのメッセージでしょうし、古くさい本です。だけど笑える本です。ユーモアは時代によって左右されずに色あせないもの、かも?1983年刊行。
2013/06/14
しゅんぺい(笑)
最初のほうにあった、二つの目で見るほうが一つで見るよりも見えやすくなる、ということでもないよ、と書いているのがいちばんおもしろかった。全体的には、当たり前を疑うってことになるのかね。ありきたりではあるけど。
2015/10/21
ゴリゾウ
一つの目で見るものは、二つの目で見たものの半分ではない。より正確に見るためには、片目をつぶって見る必要もあるという真理をパパは知った。軽妙卓抜なエッセイ。『カバー』 #1021
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