KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

からだの見方 (ちくま文庫 よ 6-3)

からだの見方 (ちくま文庫 よ 6-3)

からだの見方 (ちくま文庫 よ 6-3)

作家
養老孟司
出版社
筑摩書房
発売日
1994-12-01
ISBN
9784480029126
amazonで購入する

からだの見方 (ちくま文庫 よ 6-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ハチ

ほんとに久しぶりに読んだ。爆笑した箇所が2、3あった。不思議と気分が楽になった。あまりにニヒルでスモーキーな箇所が4、5あった。養老さんはヒト嫌いと自嘲されながら誰よりもヒトへの愛が深くて海のようだ🏖

2019/05/20

ひばりん

サントリー学芸賞受賞作。バカの壁のイメージが強い著者ですが、本書を読むと、養老さんの「解剖学的視座」というものが、フーコーやポパー、ダーウィニズムとの正確な対比で構想され、周到に方法論化された人間学批判の知であることがわかります。反現象学的かつ臨床医学批判的という点でフーコーと近いものの、言説の内破ではなく、他生物との比較によって外から人間学を批判するのが独創的。ポパーの反証主義に共感しつつ、そこに潜むダーウィン主義を退けた目的論なき実証科学。自然体のヒューマニズムが屋台骨。ユーモアも爆発する傑作でした。

2020/12/24

ゆるるん

養老孟司さんの解剖学入門書です。教科書や現代文の試験問題を読んでいるような気分になりました。とにかく、文章がいちいち小難しかったです。前半の解剖学的な話は、養老さん的には簡単に書いているのだと思いますが、一般人が読むにはちょっと難しかった気がします。後半は解剖学者の実状のような話で興味持てました。

2014/07/06

hibimoriSitaro

再読。1994年12月初版の1998年9月9刷。読者の学力を高く見つもっているふうであり,養老さんがアクセルをふかせ気味に踏んでるように見える。I章が好き(ついて行きやすい)。

2022/11/24

bittersweet symphony

94年のちくま文庫初版本を未読本棚から。この手のエッセイの寄せ集めは初出の時期や媒体の情報が本来必須なのではなかろうか。それがないからテーマ的にも比較的疎遠なものが後半にある程度の分量で混じっているのが読んでみなけりゃわからない、というようなことになる。

2020/12/29

感想・レビューをもっと見る