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舞姫 ヰタ・セクスアリス―森鴎外全集〈1〉 (ちくま文庫)

舞姫 ヰタ・セクスアリス―森鴎外全集〈1〉 (ちくま文庫)

舞姫 ヰタ・セクスアリス―森鴎外全集〈1〉 (ちくま文庫)

作家
森鴎外
出版社
筑摩書房
発売日
1995-06-22
ISBN
9784480029218
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舞姫 ヰタ・セクスアリス―森鴎外全集〈1〉 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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優希

有名な作品がおさめられていました。『舞姫』は何度も読んでいますが、久々に読み、エリスの一言が刺さります。鴎外の作品は敷居が高く感じてしまいますが、読んでみるとそうでもないのですね。

2022/02/12

こうすけ

森鴎外全集その1。舞姫をはじめ、初期の私小説系の作品を多く収録。ドイツ三部作やセクスアリスは既読なのでそれ以外を読む。半日、魔睡、鶏、金毘羅が良かった。鴎外自身がモデルと見られる、堅物で官僚的な主人公が、狡猾な市井の人々や感情的な妻に翻弄される話が面白い。金毘羅は、百日咳で赤ちゃんを亡くす、実話に基づいた話。今に比べて乳幼児の死亡率は高かったと思うが、その喪失感や悲哀がこれほど丁寧に描かれている小説は初めて読んだ。同じくらいの娘がいるのでとても苦しかった。鴎外全集はもう少し読み続けたい。

2023/04/30

たつや

金井しずかは鴎外の諱ということだが、セクスアリスは初読ですが、どちらかというと、哲学的なエッセイという印象を受けました。漱石の吾輩は猫であるが出てきたり、明治の文化が小説のあちこちに散りばめられているので、タイムスリップした気がして、難しいこと、理解できないこともありますが、雰囲気は楽しめました。

2016/05/20

ブルーツ・リー

こちらも旅行中に1冊丸ごと。 現在夏目漱石全集も読んで居るのだけれど、どうも森鴎外は芸術性により重きを置く作家のようで、現在の純文学により近いのは、夏目漱石よりも森鴎外なのではないかと言う気がしてきた。 夏目漱石以外の近代作家も、これまたどんどん読んで行きたいです。

2019/09/24

ヤベ

漢籍も西欧言語も全日本人にとってエキゾチックなものに違いないから、それらの知識がふんだんに盛り込まれた舞姫やうたかたの記は、読者は難しいことを考えるより、流麗な文体とファンタジーやロマン的な雰囲気を通じて、異文化への憧憬を楽しむのをメインに読むほうが案外正しいかもしれない。

2022/05/17

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