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森鴎外全集〈2〉普請中 青年 (ちくま文庫)

森鴎外全集〈2〉普請中 青年 (ちくま文庫)

森鴎外全集〈2〉普請中 青年 (ちくま文庫)

作家
森鴎外
出版社
筑摩書房
発売日
1995-07-24
ISBN
9784480029225
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森鴎外全集〈2〉普請中 青年 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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こうすけ

森鴎外全集その2。既読の『青年』以外を読む。私小説のようなものが多かった、全集その1に比べて、自然主義一辺倒の文壇への風刺や、大逆事件をもとにした寓話など、抽象的な作品が多くちょっととっつきにくかった。ただ、舞姫のその後を描いた『普請中』や、ロダンが日本人の女性をモデルに彫刻を作る『花子』などはとても面白かった。特に『花子』は物足りない、もっともっと読みたい。やや迷走した作品が多かった印象。

2023/06/06

ブルーツ・リー

森鴎外は、やはり筋だけを読むならば、何とか読んで行けるが、その筋の裏にある思想まで読もうとすると、これはなかなか難儀します。 しかし、森鴎外の本当に述べたいことは、筋では無くて思想だと思われるし、自分自身の文学も、筋よりも思想を重視していきたい人間なので、文学作品の作り方として、森鴎外は共感を持てます。 人間としては漱石に魅力を感じるけれど、文学の中身は、自分はこの2人を比べるならば、鴎外に近いかも知れない、などと思いながら読みました。

2019/09/25

Mabel

普請中のみKindleで読了。びっくりするぐらい短いけれどなかなか深い。どこかで「村上さんの『ノルウェイの森』は『普請中』をヒントにしているのでは」というレビューを目にして読んでみたのだが、ノルウェイの森との共通点はいまひとつピンとこず。主人公の名前は同じだけれど。

2016/05/20

IKUNO

『森鴎外全集2』(森鴎外) <ちくま文庫> 読了です。 小品ですが、「電車の窓」「里芋の芽と不動の目」「桟橋」「花子」「あそび」「身上話」のような作品が私には好みです。 長編「青年」が収録されています。 解説では「必ずしも評判がよいとはいえない作品」と書かれていますが、私には、「も し森鴎外が「青年」しか残さなかったとしても、文学史上に名を遺すことになったので はないだろうか」とすら思えました。 もし森鴎外の諸作品が好きなでもまだこれを読まれていない方がおられたら、ぜひ一読 をおすすめしたいです。

2017/08/13

うろたんし

『青年』はおもしろすぎた。『あそび』もまた。他はまあまあ。

2013/11/23

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