ハリウッド大通り (ちくま文庫 か 3-6)
ハリウッド大通り (ちくま文庫 か 3-6) / 感想・レビュー
るな
30年前に刊行された、往年のハリウッドスター列伝。20人のスターが取り上げられている。リアルタイムでその活躍を見ていない世代のスターばかりで、名前も知らない俳優も多い。しかし、彼らの活動期間当時の映画製作の在り方や時代状況が垣間見られて興味深かった。20人それぞれにスターゆえの苦悩や葛藤があり、公私ともに平穏に過ごした人はいない。運や人気に左右される映画界にあって、様々な荒波にさらされながら懸命に生きたスターの人生そのものが、映画さながらに波瀾万丈だ。
2020/10/05
Gen Kato
再読。イヴリン・キイスとベティ・グレイブルが印象深い。いろいろあってもつき合える女って素敵ですね。スクリーン上では頼れるイメージのスペンサー・トレイシーも複雑なひとだったんだなあ。エドワード・G・ロビンソンも、最後は幸福だったと思いたいです。
2016/03/24
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