猿飛佐助 (ちくま文庫 す 10-1)
猿飛佐助 (ちくま文庫 す 10-1) / 感想・レビュー
アズル
サエキけんぞうの解説が大瀧詠一好きとしては泣けます。杉浦先生の作品をもっと読みたくなりました。頭、おかしい感じがいいです。
2014/02/18
またの名
何かをキメながら描いたシュールレアリストの画風みたいな気持ち悪さが子ども向け漫画の体裁で発表されていた事実に戦慄さえ走る、作者の一品。真田家に仕える無敵の忍者という設定のため何事にも動じない猿飛佐助の表情は喜怒哀楽を喪失して常に薄ら笑いばかり浮かべ自分の危機も他人への危害も平気で眺めているかのような、サイコパス的キャラとして見えてくるのを禁じ得ない。「ビキニまぐろのすし みんなどうして食べてくれないの」といった放射能汚染問題絡みの際どい政治ネタが出てくると、むしろ常識の範囲内のネタで安心してしまうレベル。
2021/09/22
Wisteria
昔の漫画〜という感じ。全く面白くなかった。
2017/09/06
Sleipnirie
豊臣と徳川の両勢力の存在する時代。豊臣方の真田幸村の家来である真田十勇士の猿飛佐助(すごいスパイ忍者)を主人公とするコメディ漫画。時代劇漫画ということだけど、独特な雰囲気、会話、キャラ名、ポーズ、飛行機やUFOなどに変化するのはもちろん(バテレンはヘリコプター)、パロネタみたいなキャラや師匠の持ちキャラのらくろが出てきたり、すいそばくだん、ビキニまぐろとか出てきたりえらく自由である。
2015/07/09
ドント
ゆかいじゃのうゆかいじゃのう。まるっこくてかわいい絵、ほんわかしたセリフ回し、行き当たりばったりな展開、安直すぎるネーミングセンスなどなど、今のマンガでは、否児童書でも絵本でもそうそう味わえないゆるすぎる世界が広がっていて、もうずーっとどっぷり浸かりたくなってくる。「せっしゃはさるとびだよ」と言われた敵は「お主が世に聞くあの猿飛か!」なんて言わない。「あっ、そうですか!」と言う。このほのぼの感。
2012/11/04
感想・レビューをもっと見る